「良い文章」を書くための心得は以前まとめました。
でも、もっと早く文章をレベルアップさせたい! というのは人の性。
そんな人のために、即効性のありそうな文章改善テクニックをまとめてみました。
ほんとうに最低限ではありますが、注意するだけですぐに効果の出そうなものに絞っています。
1文で伝える内容は1つに絞る
文章はできるだけ短く!
1文で伝える内容は1つ!
これだけで「なぜその文章が存在するのか」という意図が明確になり、格段に読みやすくなります。
また、論理的に破綻した文章を書くこともなくなるでしょう。
「が」の使用頻度をへらす
助詞の「が」は、逆接以外の用途で使わないように心がける!
「が」はとても便利です。
なぜ便利かというと、順接と逆接の両方に対応できるからです。
- 順接(Aがすごい)
- 逆接(すごそうだったがすごくなかった)
ただしこれは書き手にとって便利というだけで、読み手にとっては混乱の種となります。
順接と逆接、どちらなのか判断しなければいけないからです。
さらに「が」は強調の意味も持っています。
複雑な文章の中に入った「が」はどこを強調しているのか、はたまた違う用途なのかを考える必要も出てくるのです。
助詞の「が」を使わない。
使うとしても、逆接もしくは他の助詞に置き換えられない時だけにすることで、よりわかりやすい文章になるでしょう。
修正例1
たけしくんが住む家
↓
たけしくんの住む家
修正例2
たけしくんが住む家が新しい。
↓
たけしくんの住む家は新しい。
修正例3
たけしくんが住む家が新しいが、彼が好きなのは古い家だ。
↓
たけしくんの住む家は新しいが、彼の好きなのは古い家だ。
たけしくんの住む家は新しい。でも彼は古い家のほうが好きだ。
三点リーダはここぞ!という時だけにする
三点リーダとは「…」のこと。
何となくぼやかしたり絶妙なニュアンスを出したりするのに便利なためか、三点リーダだらけの文章を見かけたりします。
ニュアンスは文章の組み合わせによって表現すべきものです。
安易に三点リーダに頼ってしまうと、文章による表現力は育ちません。
1記事に1つまで、を目安に文章を書いていくと良いでしょう。
3つのポイントまとめ
- 1文を短くして伝える内容は1つに絞る
- 助詞「が」の使用頻度をへらす
- 三点リーダの使用頻度をへらす
取り急ぎ文章を洗練させたい人は、この3点に注意して文章を見直すことをオススメします。
できる限り読み手に負担をかけない、良い文章を書けるよう日々精進していきたいものです。