HEICをJPEGに変換するアプリ【FileMakerカスタムApp】

iPhoneで写真を撮影すると、デフォルト設定では「HEIC(.heic)という拡張子を持つ画像として保存されます。
これは、ざっくり言うとAppleが標準で採用している画像形式です。

容量は小さく画質も良いのですが、JPEG(.jpg)やPNG(.png)などと比べると一般的ではなく…。
閲覧・編集時に、開ける画像編集ソフトが限定されるといった不便な面もあります。

そこで、FileMaker(正式名称:Claris FileMaker)にて、HEIC画像をJPEGに変換しつつ履歴も残せるアプリ(カスタムApp)を作ってみました。


HEVC特許の関係で、ダウンロード可能な形での公開は難しそうです。
もし使ってみたい方・中身が見たい方がいましたら、お問い合わせいただければと思います。

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動作イメージ

画像をアプリにドラッグ&ドロップすると自動で変換されます。

変換画面

画像をドラッグ&ドロップするほか、 ダイアログから画像ファイルを選択することも可能です。

履歴画面

変換した画像を一覧で確認でき、ダウンロードや削除が可能です。

ファイル名や保存時間で絞り込めるフリーワード検索も実装済みです。

制作環境

macOS 26.5.1 (Tahoe)
FileMaker Pro 2025

仕様・雑感

パソコンのローカル環境にて動作させる想定です。
変換部分にはlibheifライブラリを使用し、macOS・Windows両対応を実現しました。

FileMaker Server上でも動作しますが、
・画像のアップロードや変換に時間がかかる
・画像がFileMakerファイルに直接保存されるため使うほど容量を圧迫する
という懸念があります。


HEVC特許の関係で、ダウンロード可能な形での公開は難しそうです。
もし使ってみたい方・中身が見たい方がいましたら、お問い合わせいただければと思います。

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更新履歴

2026/06/15:Ver1.0制作

【余談】HEIFとHEICとHEVC…4文字がややこしい

「HEIC」の他に、「HEIF」と「HEVC」も存在し、アルファベット4文字ばかりでややこしいのでざっくりまとめました。

ざっくり結論

HEIF:画像を入れる箱(ファイル形式)
HEVC:圧縮方法(コーデック)
HEIC:HEIFの箱にHEVCで圧縮した画像を入れたもの

(ちなみに、「HEIC」はヘイクもしくはヒーク、「HEIF」はヒーフ、「HEVC」はエイチイーブイシー、と読むようです)

もう少しだけ丁寧に説明

説明のために早速、また別の4文字「MPEG(Moving Picture Experts Group)が登場します。
これは、動画や音声データの圧縮方法の規格を決める人たちです。

このMPEGが制定したのが「HEIF(High Efficiency Image File Format)
これは、JPEGの進化形を目指して作られたファイル形式で、JPEGと同画質でも容量を半分程度にできる優れものです。

次に「HEVC(High Efficiency Video Coding)が登場します。
これは映像の圧縮規格のひとつで、従来のH.264(AVC)よりも新しい規格です。

最近のスマートフォンなどで動画を撮影すると「H.265」という圧縮規格(ビデオコーデック)が使用されることが多いのですが、これがHEVCとも呼ばれます。
「H.265/HEVC」と併せて表記されることも多いです。

そして「HEIC(High Efficiency Image Container)
これはHEIF形式でHEVCの圧縮方法を用いて保存された画像ファイル形式のことです。

ちなみにHEICの末尾のCについて。
ネット上の記事だと「Coding」や「Codec」などさまざまな書かれ方をしていますが、Apple Supportの表記を参照する限りにおいては「Container」が正しいと思われます。

HEIC(High Efficiency Image Container)

HEICは、Moving Picture Experts Group(MPEG)によって開発されたHEIF(High Efficiency Image Format)のアップデートバージョンであり、HEVC(High Efficiency Video Coding)圧縮規格を使用して静止画像とイメージシーケンスを格納するためのコンテナフォーマットです。

https://support.apple.com/ja-jp/guide/motion/motn1252ada3/ma

日本語だとなんだかピンと来ない内容ですし、略称も多くてまとめる際に何回間違えたことか…。
まとめてみたものの、時代が進めば新しい規格が登場することも考えると覚えなくていい内容なんでしょうね。

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