最先端のブランディング手法を学べる一冊です。
その本に恋した3文
海外マーケットやインバウンドを狙ったブランディングをするときに、日本企業がよく陥る失敗は「外国人」という層で全てをひとまとめにしてしまっていること。日本のように圧倒的に中間層が多く、共通認識を「国」単位で共有していて、感覚や価値観の振れ幅が少ない国は、実は珍しいのです。
出典:小山田育/渡邊デルーカ瞳「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと 世界に通用するデザイン経営戦略」,クロスメディア・パブリッシング
トピックも「天皇制についてどう思う?」とか「神道と仏教の違いってどういうことなの?」「いまの日本の政治、どう考える?」「日本の男尊女卑についてどう思う?」など、一般的だけどなかなか厄介なものが多く、会話の節々から日本に対する関心や興味、そして基礎知識の深さが伺えます。
出典:小山田育/渡邊デルーカ瞳「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと 世界に通用するデザイン経営戦略」,クロスメディア・パブリッシング
日本の企業とビジネスをした海外企業の人々からよく聞く苦労話。そのほとんどが日本企業の決定の遅さと効率の悪さです。
出典:小山田育/渡邊デルーカ瞳「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと 世界に通用するデザイン経営戦略」,クロスメディア・パブリッシング
まとめの3文
会社だけでなく個人もブランディングされている時代。
とても実践的なブランディング術と海外の実例を学べる、ブランドの教科書です。
日本に足りていないのはグローバル・マインドセット(国際感覚)だ、という主張には納得感がありました。
書籍情報
書籍タイトル | ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと 世界に通用するデザイン経営戦略 |
著者 | 小山田育 渡邊デルーカ瞳 |
出版社 | クロスメディア・パブリッシング |