人事評価の基準や考え方がまとめられたビジネス書です。
その本に恋した3文
要するに、「困った人」=問題社員というのは、「会社が求めているコンピテンシーを理解しておらず(知らず)、会社の求めている行動を取れていない人」=変化しない人なのです。
出典:西尾太「人事の超プロが明かす評価基準」,三笠書房
具体的なアドバイスを何もせず、あるいはミスの起こりやすいシステムを変えもせず、「もっと売上を上げろ」とか「ミスを出すな」というのは指導ではありません。
出典:西尾太「人事の超プロが明かす評価基準」,三笠書房
近年は特に、成果主義の広がりとともに課長クラスのプレイングマネジャー化が顕著です。上司が自身に課せられた成果の達成に腐心するあまり、部下の育成や評価などのヒューマンマネジメントがおろそかになるケースが急増しています。
出典:西尾太「人事の超プロが明かす評価基準」,三笠書房
まとめの3文
評価基準を制する者は、社会生活を制す。
会社に所属する以上、「何をすると評価されるのか」は非常に重要です。
新人から役員まで、それぞれの立場の人がどのような視点で考えているのかがわかる良書でした。
書籍情報
書籍タイトル | 人事の超プロが明かす評価基準 |
著者 | 西尾太 |
出版社 | 三笠書房 |