はじめまして。毎年の賞レースを楽しみになんとか日々を生きるイチお笑いファンです。
- 「M-1グランプリ」の準決勝を見て決勝進出者を予想する
- 決勝メンバーが発表されたら決勝3組を予想する
毎年賞レースは、普通に楽しむのに加えて上記のようにマニアックな楽しみ方もしていたのですが、これがもう年に1回の脳汁ドバドバタイムなわけでして。
見返して後々からでも脳汁ドバドバさせたくなったので、今年の「キングオブコント2023」から見える形で残してみようと思います。
「M-1グランプリ2022」は決勝3組とその順位の予想が当たって、とてもうれしかったんです。
なお、「キングオブコント2023」の準決勝は両日とも配信で拝見させていただきました。
両日合計で9,000円にプラスしてシステム利用料もかかり、貧乏性なので購入ボタンを押す手は震えましたが、視聴後の後悔はまったくありませんでした。
一部未配信のコンビのネタは拝見できておらず、不完全な状況下での予想となりますのでその点はご了承ください。
決勝予想10組
自分が決勝に行くと予想した10組を発表します。
| 蛙亭 | 吉本興行(東京) | |
| カゲヤマ | 初 | 吉本興行(東京) |
| コットン | 吉本興行(東京) | |
| ジグザグジギー | マセキ芸能社 | |
| ゼンモンキー | 初 | ワタナベエンターテインメント |
| ダウ90000 | 初 | YOU GO sign |
| ファイヤーサンダー | 初 | ワタナベエンターテインメント |
| ラブレターズ | ASH＆Dコーポレーション | |
| 隣人 | 初 | 吉本興行(大阪) |
| やさしいズ | 吉本興行(東京) |
“選出基準”と“出場枠”から予想してみる
キングオブコントはあくまでTVショーです。
会場のウケ量やおもしろさを基準に予想される方も多いと思いますが、少し違った視点から予想してみたいと思います。
まず昨年の「キングオブコント2022」を振り返ってみます。
- 初出場5組、決勝経験5組
- 東京7組、大阪3組
- 吉本興業6組、他事務所4組
- 正統派寄りネタ5組、特殊寄りネタ4組、両要素のあるネタ1組
といったところで、なんとなく全体のバランスが取られているように感じられました。
ネタタイプは分類しやすくするために、完全に主観かつ雰囲気で分けているものです。
さまざまなタイプのネタをされる芸人さんを枠にはめるような意図はありません。
一昨年の「キングオブコント2021」も振り返ってみます。
- 初出場5組、決勝経験5組
- 東京9組、大阪1組
- 吉本興業9組、他事務所1組
- 正統派寄りネタ5組、特殊寄りネタ3組、両要素のあるネタ2組
これらより、なんとなく選出基準が見えてきたような気がしたのでまとめてみました。
想定される選出基準
- 初出場5組、決勝経験者5組のバランスが望ましい
- 大阪を活動拠点とする組が1組以上入るのが望ましい
- さまざまな事務所から参加するのが望ましい
- 正統派寄りのネタと特殊寄りのネタが大体5:5くらいのバランスになるのが望ましい
- 連続出場は1〜2組程度が望ましい（飽き防止？）
こういった基準が設けられているように感じられました。
さらにこの表をじっくり見ていると、選出基準のほかに想定される出場枠のようなものをいくつか見つけました。
想定される出場枠
ダークホース枠
- 2021年：そいつどいつ・男性ブランコ
- 2022年：いぬ・クロコップ・や団
毎回1〜2組以上は、決勝時点でお笑いファンには知れ渡っているけど世間的にはあまり知られていないダークホース組が選ばれています。
賞レースを盛り上げるために欠かせない枠です。
各事務所的には、売り出したい枠とも言えるかもしれません。
話題枠
- 2021年：蛙亭・マヂカルラブリー
- 2022年：コットン・最高の人間
「最近TVで注目され始めた」とか「取ったら3冠」のようにメディアで何かと話題になっていたり、「おいでやすこが」が爆発した時代のユニットコンビだったりと、決勝に上がることで話題になるような組を選ぶ枠がありそうです。
2021年はちょっとあやふやですが、このあたりは話題になっていたかと思っています。
女性枠
- 2021年：蛙亭
- 2022年：最高の人間
意図的かどうかは定かではありませんが、ここ2年は決勝に必ず女性が1人入っています。
おもしろさで選ばれているのは間違いないですが、こういった枠も考慮されているのかもしれません。
枠というか、ジンクスに近いものだと思いますが…。
予想10組の解説
今回の準決勝進出組を、選出基準と出場枠で分けやすいようにまとめてみました。
あらためて、予想したのは下記の10組です。
お笑いの良し悪しは自分では判断できないので、選出基準と出場枠をもとにあとは単純な好みで選んでいます。
| 蛙亭 | 吉本興行(東京) | |
| カゲヤマ | 初 | 吉本興行(東京) |
| コットン | 吉本興行(東京) | |
| ジグザグジギー | マセキ芸能社 | |
| ゼンモンキー | 初 | ワタナベエンターテインメント |
| ダウ90000 | 初 | YOU GO sign |
| ファイヤーサンダー | 初 | ワタナベエンターテインメント |
| ラブレターズ | ASH＆Dコーポレーション | |
| 隣人 | 初 | 吉本興行(大阪) |
| やさしいズ | 吉本興行(東京) |
初出場組は、カゲヤマ・ゼンモンキー・ダウ90000・ファイヤーサンダー・隣人。
決勝経験組は、蛙亭、コットン、ジグザグジギー、ラブレターズ、やさしいズ。
例年通り、きれいに5組ずつで分けてみました。
第7世代といったお笑い業界全体の流れがあるとこのバランスも変わると思うのですが、今年はとくにそういった動きもなかったと思うので、5：5だと予想します。
事務所に関しても良い具合でバラけたかな、と思います。
ワタナベエンターテインメントから2組入るかどうかはちょっと悩ましいですが、どちらのコントもとても笑って比較しようがなかったため、決勝でのナベプロバトルに期待して入れてみました。
連続出場は悩みましたが、メディア露出度の高さでコットンだと判断しています。
コットンかや団か、どちらもかなり笑ったのでめちゃくちゃ悩みました。
- ダークホース枠：カゲヤマ・隣人
- 話題枠：ダウ90000
- 女性枠（そんな枠があるとしたら）：蛙亭
出場枠に関しては、このような判断です。
もちろん枠に当てはまっているからというだけではなく、ちゃんとたくさん笑ったと思える組を選んでいます。
とくに隣人のネタは、審査員の方も「決勝で審査してほしい」と思ったんじゃないかと思います。
配信を拝見し、好みの差はあれどどの組も本当におもしろかったんです。
こういった判断基準があると、おもしろい中でなぜこの組が選ばれたのか、というのが見えてくる気がして楽しいですよね。
こんなに長々と語ってしまったので、半数くらいは当たっているといいな。
他の方の決勝進出予想を見てみる
みなさんはどんな予想をされているのか気になって、ちょっと調べてまとめてみました。
さまざまな方の予想を見てみると、これまた全然違っていておもしろいです。
スーパーマラドーナ劇場
「スーパーマラドーナ劇場」は、M-1グランプリを愛しすぎるがゆえ「Mおじ」の相性で知られるようになった武智さんと、お笑いに興味がないかのようなひょうひょうとした狂人田中さんのお笑いコンビ、スーパーマラドーナの公式YouTubeチャンネルです。
「【KOC】視聴者が選ぶキングオブコントファイナリスト発表！」という動画にて、視聴者が選んだ10組が発表されています。
- や団
- ファイヤーサンダー
- 男性ブランコ
- コットン
- レインボー
- ニッポンの社長
- ロングコートダディ
- ダウ90000
- カゲヤマ
- ジグザグジギー
コアお笑い研究所@Dr.飯塚
「コアお笑い研究所」は、お笑いオタク歴10年以上でコアなお笑い情報を発信されているDr.飯塚さんのチャンネルです。
「【キングオブコント2023】準決勝2日目レポ！ジグザグジギー爆発！【KOC】」という動画にて、現地で体感したウケ量を基準に順位を予想されています。
- ジグザグジギー
- 連合稽古
- ゼンモンキー
- ファイヤーサンダー
- やさしいズ
- 隣人
- ニッポンの社長
- や団
- ダウ90000
- ラブレターズ
お笑いルポライターtakahiro
ニューヨークのYouTubeにも登場したことのある、何かと話題のお笑いルポライターの方です。
Twitterにて、準決勝初日のみでの予想を公開されていました。
- ニッポンの社長
- カゲヤマ
- ゼンモンキー
- ジグザグジギー
- ラブレターズ
- ファイヤーサンダー
- ザ・マミィ
- や団
- 蛙亭
- 男性ブランコ
さまざまな記事での予想
オワオエさん
- 蛙亭
- や団
- 隣人
- ジグザグジギー
- カゲヤマ
- ゼンモンキー
- ファイヤーサンダー
- やさしいズ
- ラブレターズ
- ニッポンの社長
しのぶのさん
- コットン
- や団
- さすらいラビー
- ニッポンの社長
- クロコップ
- かが屋
- レインボー
- ダウ90000
- カゲヤマ
- ファイヤーサンダー
ミアゴス太郎さん
- かが屋
- コットン
- シティホテル３号室
- ゼンモンキー
- 滝音
- 男性ブランコ
- ななまがり
- ニッポンの社長
- や団
- レインボー
予想ランキング
上記の予想で2票以上入った組をまとめてみたしたが、人気なのはニッポンの社長とや団でした。
| ニッポンの社長 | 6票 |
| や団 | 6票 |
| ファイヤーサンダー | 5票 |
| カゲヤマ | 4票 |
| ゼンモンキー | 4票 |
| ジグザグジギー | 4票 |
| コットン | 3票 |
| ダウ90000 | 3票 |
| 男性ブランコ | 3票 |
| ラブレターズ | 3票 |
| レインボー | 3票 |
| 蛙亭 | 2票 |
| かが屋 | 2票 |
| やさしいズ | 2票 |
| 隣人 | 2票 |
自分の予想に入っていない2組がトップ人気だったので、自分のセンスのなさが露呈しました。