Wiiに込められた戦略や想いから、任天堂の思想や哲学を学ぶことのできる本です。
その本に恋した3文
ゲーム機としての基本性能を向上させる技術は捨て、家族の機嫌をとるための技術は積極的に採用する、言わば「お母さん至上主義」の開発をやろうと言うのだ。
出典:井上理「任天堂“驚き”を生む方程式」,日本経済新聞出版
「いつも、これからゲームに引き込もう、という人を相手に作っているので、今、ゲームに熱中している人の意見は当てにならないところがある」
出典:井上理「任天堂“驚き”を生む方程式」,日本経済新聞出版
『娯楽はよそと同じが一番アカン』ということで、とにかく何を作って持っていっても、『それはよそのとどう違うんだ』と聞かれるわけです。『いや、違わないけど、ちょっといいんです』というのは一番ダメな答えで、それではものすごく怒られる。
出典:井上理「任天堂“驚き”を生む方程式」,日本経済新聞出版
まとめの3文
徹底的に「ゲーム屋」であることへのこだわり。
Wiiのターゲットはゲーマーではなく家族で、目指したのはゲームを遊び続けてもらう世界。
任天堂の哲学からは、身の丈を知って基本部分を怠らないという謙虚な姿勢が成功に繋がることを学びました。
書籍情報
書籍タイトル | 任天堂“驚き”を生む方程式 |
著者 | 井上理 |
出版社 | 日本経済新聞出版 |