文章を仕事にする場合に忘れてはいけない基礎能力

編集者はさまざまな能力を求められますが、文章を仕事にしているという面から忘れてはいけない能力があります。
それはタイピング能力です。

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タイピングを甘く見てはいけない

「タイピングができるかどうか」と問えば、ほとんどの人は「できる」と答えるでしょう。
でも問題は人によって「できる」の差が大きすぎることです。

文章を書く仕事では、思いついた文章を形にする時間が早ければ早いほど効率が良いです。

  • 良い文章を考える
  • 文字に起こす

この2つの工程を、どれだけスピーディに行えるか。
「考える」方をレベルアップさせるのには時間がかかりますが、「文字に起こす」方は訓練次第で誰でも早くできるのです。

例えば50行の文章を書く場合を考えてみます。

1行書くのにかかる秒数(平均)50行を書くのにかかる時間
7秒350秒
8秒400秒
9秒450秒
10秒500秒

上記のように、1行書くのが人より2秒遅れただけで作業時間は倍になります。
これが積み重なっていけば、作業スピードに差が開いていくことは間違いないでしょう。

だからタイピング能力は文章を仕事にする場合の必須能力と言えます。
「タイピングができる」と答えた人の中で、ホームポジションを意識したブラインドタッチをしている人はどのくらいの割合なのでしょうか。

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タイピング能力を数値で示す

自身のタイピング能力をアピールしたい場合、数値化するのがとても有効です。
個人的には、P検を主催するBenesseのタイピング練習(5分)の使用をオススメしています。

参考までに挑戦してみました。

得点100点
入力方式/時間ローマ字 / 5分
入力文字数977文字
正タイプ数1636回
誤タイプ数95回
正タイプ率94.512%
誤タイプ率5.488%

300秒(5分)で977文字なので、1秒に約3.26文字入力できています。
1行を30文字とした場合、自分は1行書くのに約9秒かかっているということがわかります。

Twitterで検索してみると、5分で1000文字以上入力している人はザラにいることがわかります。
どこまで極めるかは人によりますが、文章を仕事にするならこの指標で85点以上を取ることが1つの目安となるのではないでしょうか。

タイピング力を鍛える方法

タイピング力を上げるためのステップはとてもシンプルです。

  1. ブラインドタッチを学ぶ
  2. ひたすら文章を書く

まずブラインドタッチの方法(正しいキータッチ)を覚えて、あとはひたすらに文章を書くだけ。

  • ゆっくりでいいのでキーボードは一切見ないこと
  • キータッチの指を間違えたら、文字を消してもう一度正しい指で打ち直すこと

これらを意識していました。

自分の場合は子どもの頃に覚えた独自の方法で長いことタイピングしていましたが、社会人になってから矯正しました。
最初は指がうまく動かなくてしんどかったのですが、やはり正しいキータッチの方が格段に早いことを実感できています。

こういった基礎能力をおろそかにしないことは、仕事力の全体的な底上げに繋がります。
特にタイピングは訓練すれば必ず上達する能力。
文章を書く仕事を目指すなら、ぜひ意識的にレベルアップさせていきましょう。

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